だらだら日記 on Hatana Blog

おっさんオタが趣味に塗れた日常を書いたり書かなかったりするブログ

最近自転車が

楽しいです。もちろん(?)、リアルな話ではなく、自転車マンガです。
今やチャンピオンの看板と言ってもいい位の人気作になった「弱虫ペダル」はもちろん、昨年自転車クラスタ*1入りした、295min先生お勧めの「のりりん」で、ロードと呼ばれる自転車が何物なのかを(チョッピリ)理解して、自転車クラスタの人が言ってる謎単語がちょっと分かった!などと楽しんでいます。
そして今、一番読んでいるのが、宮尾岳先生の「アオバ自転車店」シリーズです。以前からこの作品は知っていて気にはなっていました。もっとも以前から気になっていた理由は、自転車ではなく、「魔物ハンター妖子」のデザインをした人の作品だから、という側面が強かったのですが。
で、自転車マンガの面白さに目覚めて、今こそ!と本屋で手に取ったのが「アオバ自転車店へようこそ!」・・・あれ?こんなタイトルだっけ?・・・そうです、なんとアオバ自転車店は、「並木橋通りアオバ自転車店」「アオバ自転車店」「アオバ自転車店へようこそ!」とタイトルを変えつつ、すでに単行本が46冊も出ているのです!内訳は「並木橋通り〜」が全20巻、「アオバ自転車店」が全20巻+1、そして、現在連載中の「〜ようこそ!」が5巻以下続刊という具合です。連載期間は13年に到達し、まだまだ継続中・・・いやー、びっくりです。
物語は自転車が絡んだエピソードを1話完結、もしくは、前後編の2話構成になっており、どこから読んでも楽しめる内容になっています。もちろんメインとなるキャラはいるのですが、特に説明も無く、スッと入ってくるキャラ設定で特に問題はありません(少なくとも僕はそうでした)。作品内での時間も、過去編のように明確に昔を描いているものでない限り、進んでいるような進んでいないような感じ・・・いわゆる磯野界での出来事のようになっています。作者の方が、時間をかけて、少しずつ少しずつ設定を積み重ねて、深みを出している感じですね*2
自転車を絡めているため、変わった自転車や専門用語的なものも出てきますが、とんでもなくマニアックなものではなく、知らなくても楽しめる、知っていればより楽しめくらいの情報量になっています*3。この作品、年のせいか、読んでいるとホロリとさせられることが多いんですよ。電車で読んでいると、それを誤魔化すのが大変で(笑)。もちろん、そんな話ばかりではなく、熱い話、さわやかな話、考えさせられる話、さまざまです。そしてどれも面白い!久々に、本屋さんと古本屋さんをはしごしてしまいましたよ*4
というわけで、早くも今年の個人的イチオシ作品になりそうな勢いのこの「アオバ自転車店」シリーズ、少しでも興味を持たれたなら、是非ご一読を。

*1:Twitter上で、自転車の話題を良く呟く人達のこと。何故かアーケード基板クラスタの人と被ることが多い。

*2:特に過去編で明かされることが多い。

*3:あとがきによれば、これはあえてこうしているとのこと。

*4:ちなみにまだ既刊は揃っていない・・・そろそろ通販に手を出すべきか?