PCI-Express

昨年リリースされた、新しいチップセットからサポートの始まった、ＰＣの拡張スロットの規格です。とはいえ、現在まともに利用されているのはビデオカードぐらいで、普及にはまだまだ時間が掛かるでしょう。
さて、ＰＣの特性として、新しい技術は即採用されるというものがあります。普及を促す効果を狙っているのでしょう。そのおかげで、大ハマリしてしまいました。
客先にLANボードを増設しに向かいました。事前にLANボードを調達し、準備は万端です。ところがいざ客先のＰＣにそのボードをつけようと思うと、うまく刺さりません。よくみると、コネクタの形状が微妙に違います。いやな予感がして、そのＰＣの仕様を調べると・・・そうです、そのＰＣはPCI-Express搭載モデルだったのです。さらにスリムPCな為、スロットはPCI-Expressのみ(×１６が１つと×２が１つ)しかなく、どうあがいても、用意したLANボード(いわゆる普通のPCI)は刺さらないのでした。しかたなく、お客さんに事情を話し、出直すことに。幸い、名駅からそんなに離れていない為、名駅付近にもどり、PCI-ExpressのLANボードを入手しに向かいました。しかし、しかしです。どこにも売っていません。上にも書いたように、あるのはVGAばかり、PCI-Express用のLANボードはほとんど扱われていなかったのです(多分、サーバー用途向けならある)。結局USBをLANに変換するコネクタを買って、対応しました。
いやぁ、まさかこんな落とし穴があるとは、不勉強でしたね、反省。過去ISAからPCIに移行するときもこんな感じだったんでしょうね、きっと(それとも、昔はスリムPCが無かったからそんなこと無いかな？)。