だらだら日記 on Hatana Blog

おっさんオタが趣味に塗れた日常を書いたり書かなかったりするブログ

最近読んで面白かったマンガ

最近、新しく読んだマンガがいくつかあり、なかなか面白かったのでご紹介。

ああ探偵事務所白泉社 関崎俊三

どこでどうやって読んだのか覚えがないのですが、ヤングアニマル誌上に、島本和彦先生との対談載っていて、そこから興味を持ちました(笑)。良くある探偵ものと違い、殺人事件等の凶悪犯罪を推理してってことはほとんど無く、日常的な話に、探偵さんの推理が絡んでいくと言う、なんとも平和なお話です。話の内容がすげーソレっぽいのですが、ほとんど取材せずに作っていると対談で語っていて、驚きました。
すっとぼけているようで、実は切れ者?な主人公を筆頭に、助手のおねーちゃんや、同業者などのキャラも良く立っている上に、絵も割と好みだったので、個人的にはアタリでしたね。
実はドラマ化もされていたようです*1。ちょっと見て見たい感じですね。
事件が起こりまくる*2殺伐とした探偵ものに飽きた方、変わったキャラがお好きな人は是非。

クピドの悪戯1」「同2」小学館 北崎拓

ヤングサンデーで連載しているラブコメのオムニバス作品です。それぞれ「虹玉」「さくらんぼシンドローム」という副題が付いています。”2”が出ていることから判るように”1”はすでに完結しています。
お話は、どちらも都市伝説というかSF的な、ある病気をベースにそれにかかってしまった人、もしくは、その患者に関わってしまった人を中心に進んでいきます。
実はラブコメものも結構好きなんで、以前から北崎拓先生の作品は読んでいたのですが、この作品も北崎先生の真骨頂と言った感じの内容ですね。上手くいきそうで行かない、ダメになりそうでダメにならない、この辺のサジ加減が絶妙で、お約束と判りつつも先が気になって読んでしまいます。
掲載紙がヤングサンデーなこともあり、青年誌なりの描写もありますが、その辺りが気にならなくて、ラブコメ好きな方は是非。

夢使い講談社 植芝理一

月刊アフタヌーンで連載していた、ちょっと古いマンガなのですが、昨年春に突然アニメ化されて、再び日の目を見た(?)作品です*3。実は1巻だけ買ってあって、そのまま続きを買わずに放置してあったのを古本屋の100円コーナーで残りを買い集めて読みました(笑)。何故か最終巻だけどこにもなくて、新刊で買いましたが。
このマンガは読む人をかなり選びます(笑)。というか、作者の植芝理一先生の作品は全てそうであると言っても過言ではないでしょう。ただ、ツボにはまるとすげぇ面白いこと請け合いです。
内容は「夢使い」と呼ばれる人たちが、様々な心霊現象?を解決していくお話で、宗教的な思想や古い伝承などいろいろなものが混ざった世界観になっています*4。また随所に特撮やアニメのパロディが盛り込まれていて、わかる人にはさらに楽しめるようになっています*5
この作品が面白かった人は、前作の「ディスコミュニケーション」と最新作「謎の彼女X」もオススメです。

*1:ドラマは全く見ないので全然知らなかった。

*2:そして主人公が居合わせる(笑)。

*3:アニメ版は未見なのだが、内容は結構変わっていたらしい。

*4:これはこの作品に限った話ではないが。

*5:これも同様。